シエラレオネ、世界初の商業用衛星VDESプロバイダーであるステルヌラ(Sternula)との提携により、海事デジタル化の分野で先駆者としての地位を確立
アフリカで最も活発な領海の一つを管理するシエラレオネは、IMO(国際海事機関)の航行および海上安全に関する主要な規制のデジタル導入能力を強化したいと考えています。VDES(VHF Data Exchange System)は、義務化されているAIS(自動識別システム)技術を拡張したものであり、IMOのe-Navigation戦略実施計画に基づいて開発された海事デジタル化の手段です。
「この衛星ベースのe-Navigation技術を導入することで、国内全体の海事セクターを強化できる大きな可能性があります。この新たな提携は、我が国の海域における船舶交通のより正確で包括的な把握に貢献し、現在の海上安全保障上の課題に対応する上で緊急かつ必要不可欠な取り組みです」と、シエラレオネ海事庁(SLMA)代行事務局長のサマ・ガマンガ(Sama Gamanga)氏は述べています。
「わずか数か月で西アフリカにおける2件目の協力を開始できることを大変嬉しく思っています。現在、私たちはVDES用の衛星ネットワークを構築中であり、これは参加を希望する世界中のすべての国々が共有できるインフラとなる予定です。並行して、シエラレオネのような先駆的な国々と密接に連携し、それぞれのニーズに最も適した形でシステムと能力を導入しています。近くシエラレオネを訪問し、こうしたニーズについてさらに詳しく話し合えることを楽しみにしています」と、ステルヌラ(Sternula)CEOのラース・モルツェン(Lars Moltsen)氏は述べています。

プレスリリース全文はこちらのリンクからご覧いただけます。
2021年7月14日の署名式の画像: